更新日 2001年 7月 24日 火曜日
皆様から頂いたメールを呼んで感じた事、修理品を見て感じた事を書いていきます。

専務取締役 今野康一

2001/7/24

夏のガラス面の曇りに注意して下さい。夏場に時計をつけると、ガラス面が曇るというようなお問い合わせが増えています。このような状態ですと、時計の機械側に水が多量に入り、その水が気化して、水滴がつく状態です。このような状態ですと、機械は完全にぬれている状態で、日々錆びて行く状態です。1週間も放置されると再起不能に近い状態まで部品が錆びます。修理するにしても非常にお金がかかります。このような状態になった場合は、修理代を安くすますため、1日も早く分解掃除をなさることをお薦めいたします。

2000/10/30

かなりサボッテしまいました。街のホームページやら、よそのホームページを作ったりで自分のホームページがお留守になってしまいました。というわけで、まだ途中ですがリニューアルしたホームページをアップ致しました。今後、プロの技術者がどんな工具を使って修理しているか御紹介もしていきます。
ところで、修理に関してですが、私どもの修理料金を御覧になってどう思いでしょうか。きっと、「高いな」と思われる方も多いと思います。修理のレベルから考えれば、出来る限り安くしているつもりですが、やはり修理はお金がかかります。時計を修理して使うかどうかは、その時計に対する思い入れの問題だと思います。私どもとしても、お客様の思い入れの強い時計は、なんとか直したいと思います。ただし、分解掃除もせずに長年使った時計はガタガタの場合もあります。特にアンティークの時計は????です。実用品の高級時計が、非常に高い価格で販売されたりしていますが、ちゃんとしたメインテナンスを受けていない可能性もありますので、本当にお気を付けください。時計は、車のビンテージカーとは違い、新品に近い性能が維持出来なければ意味が無い物ですから・・・。もっとも、古い機械の方が手間ひまをかけた機械の場合もありますが・・・・・・。

2000/6/10

機械時計の精度は、クォーツの時計と違い正常な状態でも日差5〜10秒位の誤差が出、通常は遅れると実生活に悪影響が出ますので、進みの状態で5〜10秒位に調整します。
これ以上の調整をするばあいは、時計の姿勢差を利用して御自分で調整する事が出来ます。基本的には、時計を立てた状態にすると1番遅れ気味に、水平に寝かせた状態にすると1番進む状態にになります。ですから、進みぎみの時計は、時計を外している時に立てておいて置くと進みがある程度解消されます。この辺が機械式の腕時計と暮らす面白い点ですので、色々な置き方をして、ちょっと試していただければ面白いと思います。

2000/5/28

 防水時計だからといって、お風呂に入るは、良くない事です。なぜかというと水ではなくて、温度変化による収縮によるゴム部品などの劣化が問題となります。これをくり返すと防水性が早く落ち、思わぬ出費をしいられる事になりますのでお気を付け下さい。
当然サウナなどは、もっての他です。

2000/5/25

 時計に水が入った場合は、そのままだと機械が錆びて再起不能になります。考えている時間はありませんので、即刻分解掃除をして下さい。

2000/5/24

自動巻の時計の竜頭を使ってゼンマイをを巻くと歯車に負担がかかり、結果として歯車を破損させる場合があります。特に昔の機械ですと部品が欠品している場合もあり、それが元で修理不能になる場合もありますのでお気を付け下さい。自動巻の時計は極力、時計を振ってゼンマイを巻きましょう。

2000/5/18

 皆様からお預かりした時計を見ていると、定期的な分解掃除をしていない為にかえって高くついたり、部品が入手出来なくなっていて修理が非常に難しくなってしまう場合が多々あります。また、部品があっても部品入手に時間がかかる場合も多く、お預かりする時間が長くなってしまう場合もかなりあります。
 皆様の時計の修理に対するイメージというのは、「止まった・時間が合わない・ガラスが曇る」といった症状が出てから修理をするというものだと思います。ところが、このような症状が出た原因が、ゴム部品や竜頭部分の調整不良による防水不良に端を発していると、機械部品が錆びたり、文字盤を変色させてしまったりと修理が大変になります。
 ですから、1度でもガラス面が曇ったりしたら、その後消えても即刻分解掃除、出来たら2年を過ぎた時点で、3週間位お預けいただける時に、時計の状態が悪くなくても分解掃除をされることをお薦め致します。そのような時点での故障予防の為の分解掃除でしたら分解掃除の料金だけで済みますし、時間も早く出来上がります。

2000/5/14

皆さんからのメールを読んでいると、外装部品の事をよく聞かれます。時計=機械というイメージからすると、外装部品って簡単に考えがちですが、実は特にクサリのモデルになると機械より外装部品の方が高いのです。例えばクサリの値段が全体の値段の半分以上というような時計も沢山あります。文字盤もダイヤなど入っていなくとも3万円位する物が沢山あります。そんな訳ですから、外装部品をあまり簡単に考えると、多大な出費をしいられる事になります。そのようにならないためには、汗をかいた後クサリを拭いてやるとかのメインテナンスをする事が大切になります。また、理想的には2〜3年ごとの分解掃除、最低限ガラスが曇ったら、すぐに分解掃除をするとかの早めのメインテナンスが、出費を押さえます。

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