・ゼンマイの中心に近い場所で切れた場合 中心から駆動力を伝えるため、秒針に駆動力が伝わらず、秒針はほとんど動かず、時計を強く振ると、短い時間、秒針がピクピクしたり、バックしたりします。
・ゼンマイの中心から遠い場所で切れた場合 動かない・すぐ止まる症状で、前記の共通の症状、手巻きの巻き上げが軽くなります。
★竜頭・チューブの異常 ロレックスの場合、竜頭がメスネジ、チューブ(竜頭の本体側)がオスネジになっています。竜頭がねじ込めない場合、どちらか片方、または両方の交換が必要になります。 右の写真は、両方とも竜頭をオープンした状態ですが、左の写真は正常な状態、左の写真は本来ケース側に固定されているチューブが竜頭と一緒に抜けて来ている状態で、全く防水性のない状況で、即刻分解掃除を伴う修理をしないと機械が錆びるというような重傷な故障を招きます。